第 1022回 経営者モーニングセミナー 

10月12日 火曜日 金沢市倫理法人会 経営者モーニングセミナーは「日本的経営の再考」と題して、明石合銅株式会社 代表取締役社長 明石寛治 様の講話を頂きました。
  
司会   :  塚本 茂樹 幹事
f0052933_18233810.jpg


朝の挨拶 : 小林 弘昌 監査
f0052933_1824044.jpg


会長挨拶 : 連 友也 会長
f0052933_18241544.jpg

 先日の産経新聞に童話に関する記事が載っていました。現代の子供に「桃太郎が鬼退治に行った時に連れて行った家来の動物が何ですか?」と聞きました。その結果、20年前の子供が90%正しく応えたのに対し、現代の子供は50%しか答えられませんでした。次に浦島太郎を竜宮城へ乗せて行った動物を聞くとやはり20年前が60%に対し半分の30%でした。中には「アンパンマン」と答えた子供もいたそうです。
 また、お母さんが子供さんに「童話を買い与えているか?」の質問に対し、「買っている」と答えた親は20年前が80%、現代が20%だったそうです。童話には物語の裏に「親を大事にする」とか「嘘をつかない」と言った教えがあります。この倫理法人会にも古事記や日本書紀の教えが流れていると聞いています。日本人が今忘れつつある日本の良さを再認識し、人間としてどうあるべきかをしっかりと学びたいものです。


会員スピーチ : 北陸大学薬学部教授 藤下 修 様
f0052933_1827477.jpg

 私は大学で書道部に入っています。書道を始めたきっかけは丸山先生が“万人幸福の栞”などで書かれた“書”にあこがれての事でした。“秋津書道会”で修了証を頂戴しました。楷書から行書・ひらがなまで12枚の作品を提出しました。評価は上々でした。毎週土曜日、北倫理法人会のMSの後に個人的に練習会を行います。是非奮ってご参加下さい。


会員スピーチ : 新入会員紹介 作業療法士 関 京子 様
f0052933_1825524.jpg

 私は今年の7月に講話をさせて頂いた後、この会に入らせて頂きました。私は作業療法士として事故や病気で機能障害を起こした患者さんの回復のアシストをお仕事とさせて頂いてますが、明るい挨拶は健康の源!最も重要な事だと思います。この倫理法人会は早朝から明るい挨拶で元気を下さいます。これからも皆様と一緒に元気に学んで行きたいと思います。


講師紹介 :金沢市倫理法人会 薗田 享志 幹事
f0052933_18281295.jpg

 私が明石社長にお会いしたのは2年ほど前、あるコンサルトの先生のご紹介でお知り合いとなり、先生の薦めも頂いて明石合銅さんの工場見学に伺いました。明石合銅さんは銅の鋳物を中心に高度な技術で他社のまねの出来ない各種商品を開発・生産していらっしゃいますが、現場は鋳物といった厳しい環境であるにも関わらず、作業をしていらっしゃる社員さんは真っ白のユニホームを着て作業をしてお出ででした。そして私達が近付くと、とても明るく挨拶をして下さいました。又帰りに頂いた「明石合銅の社史」を拝見し、まさにこれこそが”心の経営“と思い、是非一度倫理法人会で講話をお願いしたいと思い、今日その日が現実となりました。皆様と一緒に明石社長の素晴らしい経営哲学を拝聴致したく楽しみにしております。明石社長宜しくお願い致します。


講話  :  テーマ「日本的経営の再考」
講師  :  明石合銅株式会社 代表取締役社長 
        明石 寛治 様
f0052933_18294457.jpg

  まず最初に聞いて頂きたいものがあります。と言ってMDを取り出されました。そこからは陽気なアップテンポの現代的なミュージック、「実はこれは明石合銅の社歌なんです」この社歌は明石社長の経営に対する気持ちをそのまま歌にしたものでした。ミュージシャンとして活躍されているご子息が作られたそうです。歌詞は明石社長です。爽やかな歌で今日の講演がスタートです。

 明石合銅は昭和21年、父親が戦後裸一貫で銅合金の鋳物屋を創業しました。苦労に苦労を重ね株式会社に発展させた後、47歳の若さで逝去、その後母親が当時としては珍しい女経営者として26年間社長を務め、長男に引き継ぎました。長男は“粉末焼結含油軸受け”などの高機能部品を世に送り出し、6年前に社長業を私に引き継ぎました。
現在の主な生産品はパワーショベルの銅合金特殊部材やドイツ向け油圧ポンプのシリンダーブロックなどの高級機能部材です。お陰さまで厳しい環境の中、今も元気に経営させて頂いています。

 私が大切にしているのは「日本的・和の経営」です。父親の代から綿々と受け継がれた経営者としての姿勢!「額に汗するものが報われる」。欧米流に快適なオフィスでパソコン一つで巨万の富を獲得する経営には見向きもせず今まで謙虚な姿勢で経営して来ました。「あ・か・し」の“あ”は「明るい挨拶」、“か”は「ありがとうの感謝」、“し”は「美しく正しい姿勢」いつも感謝の気持ちを忘れたくない!そんな気持ちで経営をしています。
f0052933_1830953.jpg

 社長就任以来続けて来たのが毎月の「社長からの手紙」です。会社の状況や今後の方向性などを社員・ご家族に宛てた手紙も今月で76通目になりました。
JIT改革のにも力を入れて来ました。5S3定からムダの排除など・・・、白いユニホームも汚れれば設備のどの箇所に問題があるか判り、早めにメンテナンスが出来るからです。
また「MAYA MAX」と言うプロジェクトを展開しました。リーマンショックで売上が4分の1に落ちて会社に元気が無かったので、100%自費で新進の画家に縦3メートル横10メートルの巨大な絵画を描いてもらい、工場の壁に掛けました。絵にはドルやユーロの絵も入っており、偶然かもしれませんがその年の9月から黒字転換を果たす事ができました。
f0052933_18302694.jpg

 基本理念として「お客様重視」「創意工夫」「倹約堅実」「志の共有」「大家族主義」「自然との共生」を旨に経営を進めています。
 また、基本的な姿勢として「礼節をわきまえる」「規則を守る」「心を鍛錬する」「最善を尽くす」「集団で力を発揮する」などを重要視して来ました。
 明石合銅は“ものづくりの求道主”として“ものづくり”は“人づくり”、「職場は社員の成長の道場」と考え社員の幸福を常に考えこれからも経営して参ります。

 明石社長の執念とも思える「和の経営、心の経営」に感動を頂戴しました。明石社長本当にありがとうございました。


連絡事項 :  酒井 信一 事務長
f0052933_18222425.jpg



誓いの言葉  :  山本 寛修 副事務長
f0052933_18214824.jpg



                                           文章 : 薗田 享志
                                           写真 : 須藤 信行
[PR]

by rinrikana01 | 2010-10-13 18:34

<< 第 1023回 経営者モーニン...    第 1022回 経営者モーニン... >>