2011年 02月 13日
第 1037回 経営者モーニングセミナー
2月8日 火曜日 金沢市倫理法人会 経営者モーニングセミナーは「願いは叶う ~日中倫理交流と私~」と題して、社団法人倫理研究所 参与 丸本征雄 様の講話を頂きました。
司会 : 青山晴美 幹事
朝の挨拶 : 平口実希 幹事
会長挨拶 : 連 友也 会長
昨夜は「倫理経営講演会」に大勢の方が出席していただき感謝しています。そして本日も、昨日に引き続き両講師にご登壇いただきます。
石川県に、倫理法人会を伝えていただいた藤井先生は70歳を過ぎてから約100回以上も石川県に通われ倫理を伝えています。そして、山本社長も68歳からベトナムに進出し、5億の投資をし工場を建設し、現地の人のみで工場運営をしています。そこまで現地人を信じて任せられることがとてもすばらしいことです。そして昨日の講話の中で、日本人はアジアのタグボートであるべきだということと、ベトナム工場での活力朝礼について、会員スピーチでもう少しお話ししていただけたらと思います。
会員スピーチ : 紺屋製紙株式会社 代表取締役
静岡県富士市倫理法人会
相談役 山本 尊久 様
現在創業55年ですが100年企業にするには、やはり倫理経営でなければ成し得ないと思いした。社長一人では、会社は続かないのでやはり幹部をはじめ社員一人一人が倫理法人会に参加する。また、取引企業も同じで倫理経営でないと共に続かないと思います。そういう意味では、倫理法人会は普及がすべてだと思います。
小さな会社なので差別化するという意味で、ベトナム進出を我流で行ってきました。ベトナムでの「活力朝礼」は、当初社長と目を合わすことができなかった社員(ベトナム人)も、あいさつも日本語もすぐ覚え、日本人は常駐していませんが工場内では、日本語で朝礼をし、ラジオ体操も行っています。ベトナム工場がある工業団地には65社の企業が入っていますが、最初おかしな工場と言われていたのですが、今ではモデルケースになっています。毎月、「職場の教養」を50冊持って行きますがベトナムは社会主義の国なので、倫理法人会組織はつくれませんが、メンタルは伝わっていると思います。
丸山理事長が日本人はアジアのタグボートだとおっしゃっていましたが、私はベトナムに行ったことにより、日本人が必要とされていると感じ、やはり日本人がリーダーシップを取るべきと思います。今、日本人は自信を失っているよう感じますが、倫理の学びを通して自信を取り戻しアジアのリーダーになってほしいと思います。
講話 : テーマ「願いは叶う ~日中倫理交流と私~」
講師 : 社団法人倫理研究所
参与 丸本 征雄 様
まず、アジアのタグボートについての補足ですが、リーダーというよりも、水先案内人とか牽引と言う意味があります。そして山本社長は我流でとおっしゃいましたが倫理的進出ですね。山本社長はベトナム進出でしたので、私は中国へ行ったことについてお話しさせていただきます。
私は当初、家庭倫理で指導に力を入れていたのですが、会員から主人への悪口、愚痴などを聞いて、そこまで言わなくても、そして私の指導にも違うでしょうといわれ、ついにキレてしまい、気持ちがだんだん離れて行きました。そういったことを通し親不孝をしている自分に気づき、軽蔑していた父を丸ごと受け止めることにより、生き方・足跡をしり、自分と同じ年頃に中国で夢を追いかけ、挫折していたことを知り、中国へ行きたいと思うようになり、3年後の36歳の時に中国へ行き父と同じ格好で同じ場所に立ち、中国に賭けた「父の夢」を叶えると言う想いを自分は「中国に倫理を!」と言うかたちで、引き継いだ。
10年後、日中倫理交流の担当者となり、天安門事件が勃発した年に、丸山竹秋理事長は「中国が困っている時にこそ」と一人ぐらい犠牲が出てもと言う覚悟で研究員を派遣しました。そのかいがあり純粋倫理が評価され、中国倫理学に「応用倫理学」が誕生しました。
1992年遠山正瑛先生の沙漠緑化に自費参加し、「地球倫理」実践に最適と提言しました。言い続けて5年、97年に国際部長になり、99年4月に創立55周年記念事業として「地球倫理の森」植林が始まり30万本突破しました。地球倫理の森は、沙漠緑化モデル・日中友好のシンボルとなり、反日から親日に変わってきました。こうして父の想いを引き継ぎ活動してきた私は、親不孝の謝罪と言う願いは叶ったのかなと思います。
連絡事項 : 酒井 信一 事務長
誓いの言葉 : 高島 尚哉 幹事
文責・写真撮影 : 塚本茂樹
by rinrikana01 | 2011-02-13 21:12