第1046回経営者モーニングセミナー
4月12日 火曜日 金沢市倫理法人会モーニングセミナーは「園芸の発展にかける思い」と題して、株式会社総合園芸 代表取締役社長 徳本 修一様にご講話いただきました。
司会:塚本 茂樹 幹事
朝の挨拶:吉藤 佐恵 幹事
会長挨拶:連 友也 会長
春の来ない冬はありません。
震災の辛い冬も必ず明けて春がやってきます。
昨日から岐阜県倫理法人会より10名の方々が来られています。
交流会でお互いの会の運営について話し合いました。特に心に残ったのは、ご周知の「倫理は実践しなければ意味が無い」と言う事を、実践しないなら聞かないほうがマシだと言い切られたことです。
知識だけ豊富で頭でっかちになるくらいなら知らないほうが良い、との事に感心しました。
会員スピーチ:各務原市倫理法人会 西条 継之 会長
2年半前に初めて行った倫理法人会で講話をされたのは田村 隆さんでした。
倫理が何なのかは未だに分かりませんが、分からないからこそ学び続けたい。
金沢市倫理法人会は仲間意識が強く、メーリングリスト等も確立していて驚きました。
是非見習いたいです。 倫理を深めて日本を盛り上げましょう!
会員スピーチ:青山 晴美 幹事
私の100日実践は「毎朝、お仏壇に参る」という事です。
生みの母とは違う母から厳しく育てられ、その葛藤は看取った後にも残っていましたが、倫理法人会での学びから、幼少の頃に塾の帰りを外で遅くまでで待っていてくれた事や眠れない夜にもぐり込んだ母の布団で、眠るまでうちわで扇ぎ続けてくれた事を思い起こされました。母は母なりに自分を愛してくれていたことを改めて知り、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな母や両親、ご先祖に感謝して一日を始める事は100日を過ぎてからも続いています。
講話:テーマ「園芸の発展にかける思い」
講師:株式会社総合園芸 代表取締役社長 徳本 修一様
テーマの「園芸の発展にかける思い」の【かける】について【架ける】か【掛ける】か考えましたが、どれもピンと来ず、ひらがなにしました。
万人幸福の栞のように、自分も鹿児島の「男の10か条」を大切にしています。
1、男前 2、元気 3、明るい 4、笑顔 5、常識がある 6、欠点がある 7、一芸がある
8、他人の悪口を言わない 9、人の面倒をみる 10、清潔感がある
自分に欠けている所は無いか、チェックしています。
お百姓をしていた両親と同じ事をしたくなく、離れようと努めても何故か農業高校→農業政策、と進んでいました。 「園芸をやりたい」と言い出した父を支えるつもりが、結局自分の人生を園芸にささげる事に。
当時の日本は世界のレベルから40年も遅れていました。
植木鉢や生花といったINDOOR GREENが主流で、エクステリアから全てトータルに考えたOUT GREENは認知すらされていませんでした。自分自身の感動と、誰も知らない、面白いと思わない所に魅力を感じて将来をかける決意をしました。
「人と緑の関係を科学する」と言い切り、人と植物に必要不可欠な「光」「水」「土」「温度」を徹底的に研究し成果をあげております。
とにかく、世界と同じフィールドに立つことは今後の園芸業界を発展させるに不可欠なので、あらゆる手段を駆使し「インターナショナル ガーデンセンター アソシエーション」のメンバーとなり、2010年には誰もが無理と思った日本大会を実現させました。ここ10年で日本大会が一番だった!との評価もいただきました。
カッコいい園芸店を作ろうと、「MUSE」というオシャレな店も作りましたが、2年もすると「贈る」「飾る」という事を薄っぺらに感じ、「育てる」「慈しむ」「楽しむ」事に重きを置くようになりました。
どの立ち位置にいても可能性は無限であり、一歩踏み出す情熱が全てです。
後記 15年ぶりにお会いした徳本社長は、以前からの切れとパワーに寛容さと情熱が重なって、還暦とは思えない力強さ感じました。 テーマの「園芸の発展にかける思い」は「園芸の発展に翔る思い」だと、私は思います♪
連絡事項:酒井 信一 事務長
誓いの言葉:藤橋 由希子 幹事
文章:藤橋 真由美